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パリの法隆寺

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メニルモンタン 2つの秋と3つの冬


昨日図書館で
「2 automnes 3 hivers(メニルモンタン 2つの秋と3つの冬)」
を観ました。


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いや〜なかなか良い映画だったな。
大したことが起こる訳ではないけれど、
映画のムードとか、色とか、波長が合いました。

「えっ?ここで終わるの!?」っていうラストは
あんまり好きじゃないけれど、そこまではとっても面白かった。

数分の短いチャプターを繋げて行く編集方法や、
登場人物たちがこちらに独白したり、
当時を振り返ってインタビューに答えているような演出も、
今っぽくて良かった。リズムが良い。



で、今、日本でも公開されているのかな〜と調べついでに、
映画の宣伝文句や感想ブログを読んでいたら、
この映画、「ダメ男が〜」とか「冴えない大人たちの〜」とか
「定職についていない33歳独身男が〜」とか、
そういったフレーズとともに紹介されていて、びっくり。


私のフランス語力不足で
物語を読み解けきれていないのかもしれませんが、
この映画、そういった話だったのか?

「できない男」のストーリーとしてフォーカスされていて、
違和感を感じました。
私には爽やかな映画だったんだけどな。


そういえば似たような気分を
「フランシス・ハ」を見た時にも感じました。

この映画を見た時も、
なんだか分かるな〜と良い映画だなあ〜と思っていたら、
「20代後半のイタイ女の子が〜」とか
「空気の読め無い女の子が〜」と紹介されていて驚いた。


日本って、本当に、定職についていない人に厳しいなあ。
あと夢を見続けている人にも厳しい。


「2 automnes 3 hivers(メニルモンタン 2つの秋と3つの冬)」、
決して大作ではないけれど、
監督の独特のテンポに身を預けると心地よい1時間半が過ごせる映画です。


それから、
すごい禿げ方の主人公アルマンが、
なんだか憎めなく感じてくるあたりも、この映画の魅力かと思います。


もう学生ではないし、かといって自立した大人ってかんじでもない、その間にいる人たちに、ぜひ。
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by nanaoparis | 2016-12-29 19:48 | パリ日記
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