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パリの法隆寺

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ラマダンが始まっています


私のフランスの携帯番号は、

最近まで使っていた人がいた番号なのか、

間違い電話や

間違いSMS
(フランスは携帯メールではなく、電話番号でやりとりするSMSが主流)

が、頻繁に届きます

「入院したって聞いたけど、大丈夫?」という親切なものから

何語が分からないけれど、怒っていることだけは分かる留守番電話が残されていたり




6月6日にも見知らぬ番号から

フランス語の一通のSMSが届きました

「さあ、29日間のマラソンがはじまりました!

向こう見ずで、粘り強く、そして忍耐強くあらなければなりません。

そして同様に、惜しみなく他者を助けましょう、

礼拝の数と、我らの創始者のための良き行ないを増やしましょう。

祈り、そしてコーランを読みましょう

あなた方へ、ラマダンおめでとう!」


分からないところもあるけれど、大体このような内容


そうか、今日からラマダンか!教えてくれてありがとう


でもなぜ届いたのか?皆さんの携帯にも届いていますか?




そういえば、近所のアラブ系サンドウィッチのお店

毎朝良い香りがすると気になっていたのに、

最近はシャッターの降りていることが多い


よくよく見てみると、真新しい張り紙が。

「営業時間 15時〜27時」

なるほど、昼間に営業してもお客さんが

いつもより少ないのでしょう。

それにしても夜の3時まで営業するなんて、やるな。



この間、パリ留学中の日本人のムスリムの方と話していた時のこと。

「こっちだと日没が遅くて〜日本より大変」と言っていて、

初めて気が付きました。

夜9時になっても明るい夏のパリ。

ラマダン月が夏に重なると、

ムスリムの人にとってはより過酷でしょう

じゃあ、もっと緯度の高い国の人はどうしているのか?

ましてや白夜になんてなってしまったら。

でも日中も太陽が沈んでいる極夜だったら、

ラマダン中も食べ放題なのか。

今度会ったら聞いてみます



そして、今日スーパーで果物を見ていたときのこと。

突然、隣りにいたお兄さんから

「ぶどうの味見しない?」と声をかけられてびっくり。

(フランスのスーパーでは果物を味見してから買うのは普通のこと。でも味見しない?と聞かれたのは初めて。)

どうしてそんなことを聞かれたのか分からず、

いや…ぶどうは買わないから…と応えると、

「そっか〜、ぶどう買うんだけどね、

ラマダン中だから味見できないんだよ〜」と。



盲点でした。

ラマダンって大変だな〜とは思っていたけれど、

味見が出来ないっていう大変さもあるんだな。

断食をしたことが無いので、

漠然としたイメージしか抱いていなかったけれど、

このとき初めて、ラマダンって日常のことなんだなあ、

と感じました

そして今ラマダンをしている隣人がいるんだな



聞いたことがあったり、

知っていることはたくさんあるけれど、

想像力の及ばない、

当事者じゃないと本当には分からないことって

いっぱいあるんだろうなあ


今度誰かに味見してくれないって聞かれたら、味見しよう



ちなみに、

大変だね〜!と言ったら、

「いや〜大変ではないんだよ!」と、

そのあといろいろ話してくれたけれど、

あとは何を言ってくれてはるのかよく分からず、残念





私はイスラム教徒ではないので、ラマダンはしませんが

日没後の食事会イフタールには参加したことがあります


神戸の北野にある神戸モスクでは、

日没後の礼拝のあと、無料で食事を振る舞ってくれています。

これはイスラム教徒でなくても、誰でも参加させてもらえます

喜捨の考えと関係があるのでしょうか?


まずはデーツから始まり、

パコラなど天ぷら風の前菜、そしてご飯とカレー

レストランで食べるのとはまた違った、家庭の味

周りは全員ムスリム

アラビア語が行き交う中で、車座になり食べる味は格別



各国のムスリムたちが、持ち回りで

モスクのキッチンで料理をしているらしく、

私たちが行った時は丁度いつもバングラディッシュの料理でした

どこどこの国の人が作る時が美味しい!など評判があるらしく、

そういう日はいつもより食べに来る人が多いそうです


ちなみに、女性はあまり肌を露出する格好で行かないこと。

出来れば長袖と長ズボンが良いとのこと



東京ジャーミーでもイフタールはやっているみたいで、

食べたことはないけれど、

モスクを見学しに行った時に

大きな食堂がありました

写真で見る限り、東京のイフタールはなかなか豪華そうです



京都や大阪にもモスクがあるみたいなので、

参加してみては、いかがでしょう?

近くにあるのに、知らずにいたことに出会えるかも



パリはモスクたくさんあるはずなので、どこか行ってみたいな
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by nanaoparis | 2016-06-12 06:35 | パリ日記
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