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パリの法隆寺

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悪い寿司屋(パリの労働環境)

騙されたっ!悔しいっ!




さて、以前にも一度書いたバイトの話

お寿司屋さんの仕事、まだ続いていました

でも今月末でようやく辞めます

本当によく頑張ったなあ〜!



私の働いているレストランは、すぐに辞める人が多い

例えばこの1月に3人新しい人が入り、1月中に2人が辞めました

(うち1人は1日目で退職!)

このレストランで働いていると言うと、

「あそこいつもバイト募集してるけど、大丈夫?」とか

「辞めた人知ってるよ…大変だね」

と言ってもらえます

そんなところです


怖いし、厳しいし、細かいし、意地悪だし、暴言は吐かれるし

まあ大変です

でも試しに続けてみて、そういう『やり方』には

2ヶ月ぐらいすれば慣れるもんなんだなあ

ということが学べました


初めの1ヶ月半は、もう怖すぎて

ガッチガチに緊張してさらに失敗するし

なにをしても怒られるだけだったけど、

ある日スッと、どうでも良くなると

どうでも良い暴言は右から左に流すことができるようになり、

緊張が無くなると

仕事も上手くなったと言われるようになりました



でも、『やり方』には慣れられても『人間性』には慣れられない

どうしてこんなにこのバイトが嫌なのか、ようやく分かりました

下品なところが嫌だったのです



バイトの話を聞かれると、

悪口ばっかりしか思いつかず

実際、ここで働いている間、文句ばかり言っていました

自分の選んでやっていることに

文句ばかり言っている人は好きではありません

このままでは私の性格まで悪くなってしまいます

安いお給料で働いて、美意識まで失っては元も子もない

きちんと辞められることになって良かったです

どんな環境に身を置くか、大切ですね




ただひとつだけ良かったことは、

今月からシェフ志望のフランス人が入社したこと

この子と一緒に作業をして、目が覚める思いでした


彼は全く焦らない!

日本語を完璧に理解している訳では無いので、

細かい意地悪なニュアンスを感知できないという

アドバンテージはありますが、

それにしても早くしようとか、相手に合わせようとか

緊張したりしない

働き始めて1週間足らずで、

もう勝手に酢飯を盗み食いしてる

(私なら、あとお客さん6人分酢飯足りるかな?と考えてしまう)

余った刺身をもらってきたら、

ついでに冷蔵庫からわさびと醤油も取って来てくれる

(私はお刺身もらっても、

シェフに話しかけにくすぎて醤油とわさびの場所を聞けない)

大声で怒鳴られても、シェフがいなくなるとケロッと、

終わったら呑みに行こうよー!と笑顔


この自然さ

本当に、自分との違いに感動しました


なんで私は今までこんなにシェフに気を遣ったり

言われたことはちゃんとやろうと思ったり

怖がったり緊張したりしていたんだろう

そんなこと、全然しなくて良かったんだ!

と目からウロコが落ちました

今まで、なんでかそれが当たり前で当然のことのように、

他人に気を遣うようになってしまっていました

それで萎縮したり疲れたりって、

なんてつまらないことなんでしょう

とっても良い気づきです



彼は将来は懐石料理をしたいらしく、

今はお寿司屋さんだけど、

このお店はいろいろ教えてもらえて

勉強になるから毎日楽しいー!と言っています


同じ環境にいてもエラい違いです



でもここは私の場所ではありません

最後に今日、とどめの一撃を受けてきました


今のお給料はSMICというフランスの最低賃金

時給で約10ユーロなのですが、

そこから税金?や保険?などいろいろ引かれて

手取りは約7.4ユーロぐらいのよう

(何軒か面接を受けて、お店によって少しづつ違いました)

このお寿司屋さんでは採用の面接のときに、

大体時給換算で7.2〜7.3ユーロと聞いていました

1ヶ月目のお給料は時給で7.3ユーロ

ところが、昨日もらった2ヶ月目のお給料を計算すると、

時給で6.9ユーロ!

さすがにこれは低過ぎる!

驚いて、今日オーナーに確認してみると

2ヶ月目からは保険料が増えるそうで、

以後時給6.9ユーロとのこと


しかも、給与明細を確認すると、

毎日、賄い代3.5ユーロ引かれていることを発見!

こんなこと、面接では聞いていませんでした

この食事に、毎回3.5ユーロも支払っていたなんて!!!!

賄いありますって言っていたけれど、

3.5ユーロですとは聞いていませんでした



騙された…



初めから時給6.9ユーロで賄い3.5ユーロと聞いていたら

そもそも絶対に働いていませんでした

今日なんて、

今月から社員が増えたから、アルバイトは

出勤時間を6時半から7時にしてくれと言われ

さらにお客さんが少ないから、いつも11時〜11時半までのところ

今日は10時にもう帰ってくれと言われてしまいました

勤務時間3時間でうち30分は賄い代の為に働いていたなんて…



苛立って帰路につくと、

見事に巨大なカカ(うんち)を踏みました



足元見られたもんだ

フランス語の給与明細をきちんと読めないのも悔しいし、

この国の仕組みを分かってないのも悔しい

日本食レストランで働いているのも悔しい

ちゃんともっとフランス語勉強しよう

勉強する

じゃないとこの街で対等に生きていけない

いつまでも日本食レストランで働いてちゃダメ




ここで働くのもあと3日

今日はちゃんとオーナーに反論できなかったので、

最終日にはきちんとオカシイと思うところを伝えよう

まったく、悪い寿司屋だよ










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by nanaoparis | 2016-02-19 08:32 | パリ日記
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