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パリの法隆寺

horyuji.exblog.jp

滞在許可証申請出来ました!パリでの学生ビザ更新方法


滞在許可証の申請、無事に完了しました!

ふぅーっこれで、だいぶ肩の荷がおりました。

度々耳にする、滞在許可証更新の際の面倒な話。

受付で意地悪されたり。

何時間も並んだのに、出直しになったり。

必要書類欄に記入されていない書類を求められたり。

フランスのお役所仕事って決して良い噂を聞かないので、

どうなることかと思っていましたが、

学生ビザの1度目の更新などは、書類さえきちんと揃えて

コピーも取っておけば特に問題ないみたいですね!



何点か心配なところがあったのですが、

拍子抜けするほどあっさり、スムーズに終えることができたので、

手続きの手順を書いておきます。



〜滞在許可証申請 Cachan編〜

始まりはビザの切れる9月14日の3ヶ月前、6月中旬。

通常、更新のためのRDVは3ヶ月前から受付が開始されます。

その頃、私はパリ南郊外のCachanに住んでいたため、

パリではなく、郊外の管轄ポリスにRDVを取りに行かなくてはなりませんでした。


パリであれば、RDVはインターネットで取れるのですが、

恐ろしいことにCachanエリアではまだインターネット予約は導入されておらず、

ポリスまで直接、RDVを取るためだけに行かなくてはなりません。

大体パリ郊外はどこもそのようなのですが、これが一筋縄には行かないのです。


丁度、ご近所に住んでいる韓国人留学生のお姉さんに

RDVを取りに行くことを伝えると、

「午前中に終わらせたければ朝6時に行きなさい!」と。

そう、郊外ではRDVを取るのは争奪戦なのです。





私が7時に着いた時点で、すでに数十人待ち。

そして終わったのは12時過ぎ。

5時間は外で待ちぼうけでした。

6月とは言え、朝は凍るように寒かった今年のパリ。

冬物の分厚いコートを着て行ったので何とかなりましたが、

これからRDVを取りに行かれる方、お気をつけて。


ちなみに、先ほどのお姉さんは、一度数時間並んだ挙げ句、

あなたの書類の申請の受付は明日からですと言われ

帰されたこともあるそうです。ひゃー



さて、無事にRDVを取れたものの、RDVは12月。

9月にはビザが切れるので、ビザの切れる最終日に

レセピセを申請しに来るようにと言われました。

レセピセとは、3ヶ月間有効の仮滞在許可証。

9月14日の朝に、今度はレセピセをもらうために来るようにとのことなのですが、

問題はこの頃住んでいた家が8月末までの契約だったこと。

9月1日には引っ越し予定かつ、どこに引っ越すのかは未定でした。

が、受付の人曰く、「引っ越し先がCachanならここに来れば良いし、

それ以外の地域に引っ越すなら分からないから引っ越し先で聞いてくれ」とのこと。



〜滞在許可証申請 Paris編〜

さて、パリに引っ越すのか、郊外の別のエリアに引っ越すのか、

まだ分からなかった7月末。

とりあえずパリのポリスにRDVは取っておけると聞いたので、

ポリスのHPを見るも、

ビザの切れる2ヶ月前からは電話でしか予約受付をしていないと表示されます。

電話してみたものの繋がらないのでお友だちに相談すると、

「それはオカシイ!ネットで予約できるはず!」



どうも私のパソコンとポリスの相性が悪かっただけのようで、

結局、彼女のパソコンから無事予約をとってくれたのでした。

パソコンから予約できない方、別のパソコンで試してみることをオススメします!



しかしCachanなら朝から6時間待ちで取得したRDVが、

パリならパソコンで出来るなんて…。



さて、こちらのRDVは10月。

やはりビザが切れてからとなってしまいました。


その後、無事にパリ市内に家を見つけ引っ越したものの、

次に困ったのが、1年目の滞在許可証の役割をしている

OFIIのステッカーの住所を変更すべきなのか、どうか。


いろいろ知人に聞きまわったところ、

滞在許可証申請の時に一緒に住所も変更できるとか、

学生ビザの場合は住所変更の義務は無いとか、

とにかく変更しなくても良いとのこと。


という訳で、面倒かつ、9月に住所変更の手続きをしても、

RDVの10月26日までに終わらないかもと思い住所は変更しませんでした。


滞在許可証申請の時に心配していたのは、

1 郊外からパリに引っ越しして管轄が変わったけど住所変更をしていないこと
2 ビザが切れているけど大丈夫か
3 資産の証明の書類を、フランスの銀行口座ではなく日本の銀行口座にしているけど大丈夫か
4 語学学校の登録が来年の5月5日までだけど、1年分更新できるか

の4点でした。

結果、全て問題ありませんでした。


まず1番については、何も聞かれませんでした。

2番については、Cachanではビザの切れるその日にレセピセをもらいに行き、

滞在許可証更新のRDVの際にもそのレセピセが必要だと言われましたが、

パリではビザが切れても3ヶ月ぐらいは大丈夫だとか。

RDVの日付の書いたコンボカシオンを持っていればレセピセもいらないとのこと。

実際、滞在許可証の更新の際にも、ビザが切れていることは何も言われませんでした。

ただし、フランス国外に出る場合は、レセピセが必要です!


3番について。615ユーロ×滞在月数の資産証明が必要なのですが、

日本からフランスに送金するお金がもったい無かったので、

私は日本の銀行の残高証明を父に送ってもらい、

それをこちらでフランス語に法廷翻訳してもらって提出しました。

フランスの銀行LCLには1000ユーロくらいしか入っていませんでしたが、

念のため残高証明を出してもらっておいて、こちらも提出しました。

「フランスに銀行口座を持ってないの?」と聞かれたので、

LCLの分も用意しておいて良かったです。


4番について。

学校の登録期間を短くしたかったので、

当初はRDV直前の10月から開始しようと思っていたのですが、

9月からスタージュを始められることになり、

スタージュをするには学校が出してくれるスタージュ用の契約書が必要とのことで、

9月から語学学校に登録することにしました。

この時に困ったのが何ヶ月登録するか、ということ。

私の行っている学校では、10ヶ月登録すれば1年の在籍証明を出してくれます。

でも大体8ヶ月の登録証があれば、滞在許可証1年分もらえるとの噂。

それについて語学学校で尋ねたところ、

登録期間が6月末ぐらいまであれば、

夏休みも滞在期間にカウントしてくれるので、

8ヶ月の登録でも9月末まで1年分更新できるとのこと。

私の場合、8ヶ月の登録では在学期間が5月5日までだったので、

登録期間の+1ヶ月分の滞在許可証は出るはずだけど、

9月末まで出るかは分からないとのことでした。


でも10ヶ月は高いし、8ヶ月でも何とかなるんじゃないかと思い

結局5月5日までの登録にしましたが、

無事に滞在許可証は来年の9月末までおりたのでした。ラッキー!




☆滞在許可証申請に必要だったもの(全てコピー必要)
コンボカシオン(RDVの書いてある紙)
パスポート
ビザ
残高証明(日本のとフランスの)
住居証明(住居証明書、大家さんの滞在許可証両面コピー、最新のEDF請求書)
今年度の学校の登録証明書
昨年度の学校の在籍証明とテストの成績
出生証明書
証明写真3枚


以上でした。

※コピーし忘れても、証明写真を撮り忘れても、
 コピー機もフォトマットもありました



必要書類には、

保険に加入している証明が必要と書いてありましたが、

提出しませんでした。


恐らく間借りでなく、自分で家を借りている人は、

住宅保険の証明もいるかもしれません。

私は尋ねられませんでしたが、

隣りの人は必要だと言われていました。


提出書類は窓口の人によって変わると言われていますので、

参考までに。



ちなみに、RDVが11時でしたので、ちょっと早めの10時40分に到着すると、

少し並びましたが、すぐに入館でき、

ひとつ目の窓口で書類チェックを受け、

渡された用紙に必要事項を書き、

2つの目の窓口で書類を提出したら、

レセピセの出来るのを待って、完了。

全部で1時間ほどで終わりました。

さすが、パリ。都会だわ。

RDVを取るだけで6時間待ちのCachanとはえらい違いです。


しかも、窓口の人も断然優しい!

悪い噂ばっかり聞いていたけれど、

むしろ好感度高め。

すごく感じがよく、全く不愉快な思いをすることがありませんでした。



さて、滞在許可証受け取りのRDVは来年の初め。

それまでは今日ゲットしたレセピセでOK!

これでまたパリに1年はいられると思うと、嬉しいなー!
by nanaoparis | 2016-10-27 07:16 | 渡仏後の手続き
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